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尚美学園大学 総合政策学部 ライフマネジメント学科 スポーツコース 江頭ゼミ

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2017.XX.XX

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最初についた仕事は?

 バスケットの実績を評価されてBリーグやトップリーグ以外の大阪のバスケットボールの実業団に勤めました。だが一年で辞めてしまい実業団を辞めた後、何がしたいのだろうと考えました。最初はゴロゴロしたり、おなかが減ったらご飯を食べたりし、大体一か月くらいゴロゴロしていました。そして、仕事しないといけないと思い、良い音楽が流れている喫茶店に入って、「明日からアルバイトしたいです」と言った。その喫茶店はアルバイト募集していなかったが、店長が元ミュージシャンで音楽のわかる人が来たと思い、アルバイトできることになった。二、三か月喫茶店で働いき、人の温かさを感じました。喫茶店は美味しいケーキ屋さんでした。たまにカップルが喧嘩して入店してくるが、コーヒー一杯出して少しすると楽しそうに話していて、「一杯コーヒーだして幸せになるんだ、幸せを提供できるな」という経験しました。そして、どうしたらみんなに幸せ提供できるかなと考え、自分が通り過ぎたらみんな幸せできたらなとか、コーヒー一杯出したら幸せにできるとか良いなって思い喫茶店をしたいなと思った。しかしその後、バスケットボールの国体選手に誘われて、せっかく良いバイト見つけたと思っていたが、選手をやるためにバイトを辞めることになってしまった。ですが気持ちを切り替えて京都代表として頑張ろうと思ったところ、その時に仕事しないといけないとのことで、ホテルにジムがあり、そこでトレーニングを教えながら国体選手やっていたことが今就いてる仕事のきっかけ。

本格的にトレーナーをやろうと決めたきっかけ

 そのフィットネスジムに通われてた人が腹筋1000回やる人がいたのですが、休んでるときがあって、実は胃潰瘍で手術して20針縫っていた。それでも「腹筋1000回できますか?」と聞かれて、責任とれないですけどやりましょうかと言った。その人はやりたいと思うことによって、できるようになった。高校野球やバスケットで厳しくやれって言われても100回もできないのに、胃潰瘍でもあっという間にできるようになった。他の方も見てきましたが上手くいかない事もあった。当時はその人がやりたいからちょっとでも力になってくれと、何かないかなと縋る思いだった。そしたら社会復帰に繋がった。登校拒否という中学生をお母さん連れてきて、ちょっと体力がないので見てくださいと言われたが、別に体動かしたら楽しんでくれていて、一年くらいたったらお母さんが泣きながら来て、「この子は東京へ行ってアニメイターになりたいっていうのですよ。」と言って幸せを感じて、これらをきっかけに本格的にトレーナーをやろうと思いました。

ブライトボディーを建ち上げたきっかけ

その後、家の近くにあったフィットネスクラブに入り、社員さんの話を聞いても違うなと思いました。アルバイトの僕がすでにいる社員を教育した結果、僕の時給が750円から、みるみる1200円に上がりました。そこでこれからは医療と連携してインストラクターの育成をして高いレベルでやっていこうと提案したんです。しかし店長が本社に提案した結果ダメでした。そんな金のかかることはできませんって言われ、僕はここに居てもいてもしょうがないなと思い辞めてブライトボディーを立ちち上げようと思いました。

なぜ自分で会社をやろうと思ったのか

nakata02.jpg 例えば、捻挫をしました。でも「試合には出たい。」と言っていて、じゃあどうするのかというところで、医者に行ったら「ダメだ」と言われるし、ダメだと言われるなら監督は「使えないな」となるし、でも選手は「出たい」と言うし、出ても選手生命がかかってしまう。という状況で、これをどう解決していくかというところの難題をたくさん抱えながら悲壮感ではなく、こういう世界は面白いなということからですね。

僕はどちらかというとそういう研究者ではないので、現場を見て実際に色々な問題に困っている人、生活や日常に困っている人、問題を抱えているけどどこにも行けない、何もできない、どうしたらいいかわからないという人がたくさんいて、スポーツに置き換えた時も困っている人がたくさんいる。そういった人たちがまず生活できる状況を一から作っていかないといけないと感じて、京都を一からいい環境にできないかなというのがスタートです。

ブライトボディーが求める人材像

スポーツが好きな人。スポーツが嫌いって人は厳しいと思います。

ーー 自分がスポーツをするしないに限らずですか?
限らずです。実はみんなスポーツをしているんですよ。散歩していてもスポーツだし、オリンピックを応援していてもスポーツ。やはり、日本は「体育」から始まっているので何かしていることがスポーツだと思われているけど、風が吹いていて気持ちいなって思うことも僕はスポーツしているんだよって言うし、走っている人は、風を感じて気持ちいなって思うし同じことを感じているんです。みんな‘スポーツをしている’ということをもっとわかってほしいな、と思います。

スポーツトレーナーになるには資格が必要?

名刺があったほうがいいのと一緒で、資格が絶対に必要というわけではないです。でも、簡単に取れるのであれば簡単に取った方が損はないですよね。アメリカにはATC(全米アスレティックトレーナーズ協会)という資格がありますが、何百時間という実習期間がいります。中にはアメリカでこのATCの資格を取れば仕事ができると思っている人はいますが、それは違います。日本にいても仕事ができる人は採用されるので、英語ができて世界中でチャンスが広がるだけなんです。
 東京オリンピックに向けて考えればもっと人を増やしていかなければならないのですが、地方によっては数名しかいないのが現状です。ジムのトレーナーとしての仕事ではなく、トップでの仕事、ケガのケアプラス何かができるトレーナーが今、多く求められています。

女性の活躍

トレーナーとして経験を積んで仕事を始められる年齢は大体30歳。
そこからが働きどころですが、女性の場合結婚、出産が出て来ます。実際に結婚をしても子供は産まず仕事を選ぶ方や、逆に子供を産みたいために辞める方もいます。トップで仕事も家庭もするのは難しい、ですが、出産した後でもそれまでの経験があれば復帰することも可能なので、自分が何がしたいかで選択肢は増えます。成功している人ほど表に出てこないので、その情報をどう発信していくか、今我々はネットワークを組みかけているところです。

給料・収入について

例えですが、息子がUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)でインターンをしていて、そこでアスレティックトレーナーの公募をしているらしいのです。トレーナーとして5年経験し、資格を取って約30歳前後になった時の年収が約500万円。そして、下積み、アルバイトだと、ATCの資格をもっていなければ、時給14ドル(1400円くらい)なので1日1万円くらい、もっていれば時給25ドル(3000円くらい)なので1日2万円くらいです。日本よりは恵まれていますね。自分のスキルの高さによっても給料は違いますし、即戦力になれるかどうかで年収が100万円以上変わってきます。最低限2万円回収できれば株式会社としてやっていけるので、ブライトボディではそれを目標にしています。

学生に向けて、大学時代にやっておけば良かったこと、やっておいた方が良いことは?

やっておけば良かったことは勉強ですね。例えば哲学の授業とか、今学ぼうと思うとちょっと一手間かかるようなものって、大学では簡単に学べますよね。でも、卒業したらそう言ったことを学ぶのにたくさん本を買わないと行けなかったり...。やはりもっと色々な事を学びたかったです。
やっておいた方がいいこと、それは好きなことは絶対にやるですね。海外でも行きたいと思ったら学生の間に行っておくべきです。今は安いので、ちょっとバイトも頑張れば時間のある学生の間に行った方がいいと思います。

<取材・編集/臼山 徳真、佐藤 玲奈 関根 茜