title2.png
尚美学園大学 総合政策学部 ライフマネジメント学科 スポーツコース 江頭ゼミ

head_tworkoutZ.gif

2013.9.10

tworkout01Z.jpg

プロ野球の仕事がしたかった

 この職業に就いたきっかけは、野球をやっていたことです。初めて野球に興味を持ったのは、巨人の原辰則さんがホームランを打った後にバットをポーンと投げた映像が本当にかっこよくて、全身に鳥肌が立ちました。それが理由でプロ野球選手なりたいと思いました。大学時代は何事も野球を中心に考え、当時の監督も私のやろうとしていることを評価してくださっていましたから、私は気持ちよく野球を最後まで全うできたのだと思います。しかしレギュラーをとることが難しくなったとき、この先私はプロの世界で活躍していくことが厳いと判断して、その世界へ進むことを諦めました。ですがプロの世界は無理だとしてもスポーツに関わっていたいという思いから、スポーツに携わる仕事を探しました。プロ野球の職員などもあったのですが、私がやりたいことはトレーニングのサポートをすることだと考えました。私は昔からスターになりきれないというか、いつも注目選手の後ろに常にいる存在でした。それは一番近くでいつもサポートをすることができ、そして直接的に選手と関わって、その選手を強くしてあげたい、もっとパフォーマンスを上げてあげたいという思いが、私の中で強くなっていくきっかけにもなりました。

そういった仕事を模索していたところ、フジテレビのスポルトという番組で西武ライオンズの清原選手が巨人に移籍をされてから、膝の怪我で悩んだ時期にケビン山崎のもとにトレーニングに行って肉体改造計画しているところを特集されていました。そこで初めてTOTAL Workoutを知りました。そこからネットで調べてTOTAL Workoutのことをいろいろ知りました。いいなと思いました。正直大学時代は建築学科で、スポーツ関係の勉強は全くと言っていいほどしていなかったので、不安な気持ちもありました。やはり自分がスポーツに携わりたいという大きな気持ちが、不安に勝っていました。それが私がこの職業に就きたいと思ったきっかけです。

 先程も申し上げた通り、大学時代にスポーツに関する勉強はしていませんでした。だから、トレーナーになるための準備もしていなかった。大学時代はとにかく、野球ばかりをしていました。大学時代に野球に明け暮れたことは、今の仕事にマイナスになることはありません。ですが、際立ってプラスになるということもありません。スポーツという大きなくくりでは一緒ですが、トレーナーと野球の間に密接な関連性はありません。つまり大学時代に情熱を傾けていたことと、仕事と直接的な関連が無くても問題無いということです。

トレーナーの仕事は予想以上だった

tworkout02Z.jpgTOTAL Workoutで仕事をするようになって、プロ野球選手のトレーニングをお手伝いするという「夢」みたいなものは、比較的短時間で達成することが出来ました。ここには、日本のトップアスリートや、ステージでのパフォーマンスを維持するためにアーティストの方々がお越しになります。彼らの高い要求に応えるには、私たちもプロのトレーナーとして一流でなくてはなりません。その為に多くの事を学びました。私はこの仕事をして6年になりますが、以外にも印象に残っているのは一般の方とトレーニングをした事です。

 事例をあげると、結婚式を間近に控えた女性の方が入会されて「結婚式までに理想の体型になりたい」というのです。3ヶ月で10キロ減という厳しい目標でした。食生活や生活習慣をも直していただくと同時に、厳しいトレーニングメニューを組み立てました。ご本人の涙ぐましい努力もあって、結婚式までには体重を12キロ落として、素晴らしいボディラインを手に入れることに成功したのです。その方が着たウエディング・ドレスは背中が大きく開いたデザインでした。美しい背中を作るのは簡単ではありませんでしたが、なんとか間に合ったのです。よくあるダイエット食品のビフォア、アフター広告みたいな劇的な変化でした。その女性から結婚式でのスピーチを頼まれました。参列者の方々もその女性の変化に驚かれていましたし、結婚式で花嫁さんの幸せそうな顔を見ることが出来て、私自身とてもいい経験になりました。

 トレーナーとしては、会員さんに正確に情報を伝えることが一番難しいです。例えば下半身をシェイプアップしたい女性のお客様にも、上半身のトレーニングをメニューに加えるわけです。その時に会員さんからしたら「下半身をシェイプしたい」という思いがあるので、上半身のトレーニングの必然性を感じられていないわけです。そこで、不十分な説明のままトレーニングを続けていくと、会員さんと私たちの信頼関係が不完全になり、目標としているボディラインが手に入らないという結果を招きかねません。TOTAL Workoutのメニューをしっかりやっていただければ、身体は変わります。それは自信があります。それだけに、会員さんが充分納得して、体づくりを自主的にしていただくことが大事になるのです。

次のステップ

 最終的には、全国にTOTAL Workoutを広げていきたいです。
TOTAL Workoutという会社は、常にケビン山崎の存在があります。ケビン山崎は自分たちと真正面から向き合い、何かしらの課題を常に与え続けてくれます。その課題を乗り越えていく喜びがあります。またケビン山崎が思っているお客様に対する想いというものがダイレクトに伝わって来ます。私たちはケビン山崎の想いをもっと広めていきたいと、自然に考えている様になっているというのが現状です。ケビン山崎の魅力は、価値観がシンプルでブレないことです。価値観とは「お客様の身体を変えること」それだけなんです。トレーニングメニューは勿論、トレーナーの言葉遣いや、お客様の褒め方まで、「その方法が最もお客様の身体を変える為にいい方法か」という基準で統一されています。そのためには努力を惜しみませんし、トレーナーはどこまでも献身的です。そしてお客様が望んでいる身体の一歩先を提案し続けることです。

 TOTAL Workoutのファンやここで一緒に仕事をするトレーナーを増やしていくために今現在では、例えば今まではパーソナルと言う仕事がメインで1日10人以上のお客様を担当させていただくことがほとんどだったのをちょっとずつ減らしながら、その分空いた時間を使って新しく入ってくる研修生の指導や研修に必要な教材をつくったりしています。また、後は今回のように学生さんや皆様とお話をする機会をつくるなど、マネージメント的部分にも取り組ませていただいています。正直、難しい仕事だと思うのですが、多くの人にTOTAL Workoutを知ってもらうために試行錯誤しながらやらせてもらっています。

TOTAL Workoutが求める人材像

スポーツが特別上手である必要はありません。トップレベルの運動神経も、100m12秒以下で走る俊足も必要ありません。それよりも、自主的に自己成長をする気質が重要です。トレーナーは相手がある仕事です。トレーナーだけがどれだけ頑張っても、お客様の身体は変わりません。お客様が望む情報を的確に提供出来る事、お客様のモチベーションを高く維持するために褒めたり注意したり出来る事。つまり自分自信で客観的な自己評価を行い、欠点を自覚し、補っていくための対策を考案し、実行することが身に着いている事が重要です。前を向いて自己成長を継続的に行えることです。

 TOTAL Workoutでは、客様が求める身体を作ることが出来ます。これは自信を持って断言出来ます。それはトレーニング方法や、経験に裏付けられたものです。その経過をお客様と一緒に努力し、達成した時の喜びや感謝の言葉を得られる職場です。「お客様を笑顔にすること」が仕事のモチベーションになる人なら、現段階で知識が無くても、素晴らしいトレーナーになれると思います。

学生へのメッセージ

 トレーナーにおいて、お客様の体を変えてもらえる感謝の言葉が一番のやりがいだと思います。TOTAL Workoutでは、成果をあげられ、その時の喜びを確実に得ることができます。TOTAL Workoutにはお客様がこうなりたいと言ったらそうすることができるノウハウと自身があります。今フィジカルについてよく知らない子どもたちでも、御社に入って勉強をすれば必ず成果と喜びを得ることができます。

 学生の皆さんへのアドバイスとしては、やはり僕自身が学生時代は建築学科であり全然そういった勉強をしていなかったので、やはり知識的な部分において勉強してきた人と勉強してきていない人では差がでてくるので、その辺りは何かしらしとけば良かったなという思いはあります。しかしトレーナーの仕事は相手がいてこその仕事であると思うので、そこで一番大切になってくることは、相手が常に何を求めているかといった、相手のニーズを理解できる感受性だと思います。なので、人間性や相手のことを考える力を身につけ、自分のポジション・立ち位置を理解し自分で課題を見つけられるよう生活することが大事だと感じます。

佐々木俊さん(事業統括本部採用担当)のお話

Q,男女差はありますか?
 差と言うよりその一差別化っていうものができるのではないかと、トレーナーの話を聞いていると思います。例えば、女性で美しく引き締めたいという方がすごくマッチョなトレーナーに見てもらうと、なかなか自分の理想像を描きにくいと思います。しかし、この人みたいになりたいなと思える女性のトレーナーでしたら一緒に頑張ろうという気持ちになりますし、逆にゴリゴリ鍛えたいという方に女性のトレーナーがつくとやはり、持ち上げられる重りにも限界があるので物足りなさを感じてしまうということもあります。なので、女性だから男性だからこうではなく、むしろ今のポジションでできることを探す。例えば、年齢が若いから信用されないのではなくて、年齢が若いからこそできることを探すというのがTOTAL Workoutの基本的な働きです。

Q,採用試験について
 トレーナーになるにあたっての面接がメインになります。トレーナーですので凄く学力があるとかトレーナーの資格をたくさん持っているとかではなく、一緒に働いていてこの人なら一緒に働けるとか、お客様に信頼してもらえる人間性を持っているといったところが大切になります。

Q,入社をしてくじけてしまう人はいますか?
 本当にお恥ずかしい話なのですが、早期退職者と言う方もいます。入社1か月2か月で、自分にはついていけないということもあります。何がついていけないかと言うと、情報共有などですかね。お客様をみんなで支えて、という言葉はすごくいい響きだと思うのですが、それを実践すると本当に細かい部分かつ、リアルタイムで対応していく事になります。例えば、トレーニングが始まる3分くらい前にお客様が少し咳をしていた、その3分の間にフロントの人がトレーナーにあの人は咳をしていたから少し風邪をひいているかもしれないと伝え、トレーナーはお客様と相談をして控えめなトレーニングにしましょうか。と言う感じになります。これだけでしたらそこまで大変ではないかもしれませんが、他に何十人もお客様がいるなかで、その方の対応もしながらその3分間でいかにメッセージを伝えていくかと言うことが本当に厳しいものです。これは単なる一例ですが、大作が言っていたあの夢と希望があふれる話の裏側には、いろいろな折れそうなことや腐ってしまいそうなことがあり、いろんな方からのご指摘を受け、大変だった時を山ほど超えて今があるのだと思います。

Q,会員さんで早くこころが折れてしまうかたはいますか?
 私はそこまで詳しいことは聞いたことはないのですが、やはり食事をとって3週間で体を変えようというトレーニングをいざ自分がやろうとなった時に想像以上に苦しいということをよく聞きます。体の悩みにもよりますが体を変えるということは、トレーニングだけではなくて食事も重要なので、それをお客様に提案するだけでなくそこのモチベーションを下げないようにと言うところもトレーナーたちは考えています。また、自宅でのストレッチなどをスムーズに行ってもらえるためにどのようにしたら良いのかなど、成長していかなければいけない部分もあります。

 パーソナルトレーナーは本当に厳しいと思います。求められるものが高いので。しかしその分の見返りと言いますか、フィールドは間違いなくあると思います。ミスユニバースジャパンの日本代表のボディメイクやアスリートではプロ野球選手の田中翔選手、それ以外にも今度のオリンピックを狙えるような人たちにもご利用いただいています。そして、そうゆう人たちが通い続けているのには必ず理由があると思いますし、TOTAL Workoutを選んでくださった方々には妥協できない・しないという思いは、間違いなくあります。

<取材・編集/ 安部衣久美、大堀日彩乃、齋田渚>