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尚美学園大学 総合政策学部 ライフマネジメント学科 スポーツコース 江頭ゼミ

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2014.8.22

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こうしてゼビオに入った!!

 入社のキッカケは、今から6年前になりますね。日本の大学を出て、アメリカの大学院の環境経済学部という学部で学んでいました。アメリカには、留学生がごまんといましたが、日本企業の就職活動の機会がありませんでした。日本人留学生向けのキャリアフォーラムというのがボストンで行われ、せっかくの機会だということで、参加したことがゼビオという会社に出会うきっかけでした。

 就職するにあたって、自分で大事にしていたキーワードが2つあって、1つが環境経済学を勉強をしていたので環境になにかしら関連する仕事に就きたいということ。もう1つは、スポーツでした。私自身が中学から高校大学と沢山スポーツをしてきた中で、なにかしらスポーツに関る仕事をするのも面白いのだろうなと思ったからです。ボストンキャリアフォーラムは、1社1社がすごく大きなブースを設けていて、そこに採用担当や採用以外の担当の方が来ていました。企業によっては、その場で直接面接まで出来るようになっています。留学生だとなかなか就職活動をする機会や時間がない、企業側もその状況をわかっていて、その場で内定が出るなど、かなりスピード感をもって選考が行われます。外資系を含めて大手企業がたくさん出展している中で、小売業として1社だけゼビオが出展していました。フォーラムでのゼビオの面接やテストは、始めは自分の実力や面接の雰囲気を知ることが目的で、次の面接に向けてのステップとして受けていました。当時は勉強不足でゼビオという会社を全く知りませんでした。正直なところ最初は入社しようとは全く思っていなかったです。

 ゼビオの面接をしてくださった方々はスゴク魅力的でした。ゼビオの場合は採用担当以外の方が何人かいて、会社の中枢にいる営業企画の方や営業戦略室の室長など、小売りのトップにいるような方がボストンまできてくれていました。そういう方々とありがたいことに話をさせてもらうことができて、とても単純な話なのですが、この人たちと一緒に仕事がしたい。この人達とスポーツに携わっていきたいなと漠然と感じたことが、ゼビオに入社する大きなきっかけになりました。

 また、これだけ素晴らしい人たちが働いているならば、もっとこの会社の知名度が上がってもいいのではないかな?と感じたこともありました。自分自身が、もっともっとこの会社のブランド認知度、価値を上げていきたい!と思い、最終的にゼビオを選びました。

環境とスポーツの仕事の関係

 私は学生時代ナショナルトラストという環境保全NPO団体で勉強をしていました。環境保全って見え方的にはすごいキレイじゃないですか。環境保全をすることで補助金を貰いながら生活する人は、世界中でみると物凄い人数がいます。私は国から補助金をもらって、それを最終的にどうやって経営に回すか、という勉強をしていました。環境保全ってキレイなのに、最終的には「お金か」というところもありました。
 スポーツも仕事しているとキレイに見えますが、実態は「お金」が大事な事が多いと感じます。そういう意味では似たようなカテゴリーなのかなと個人的には思っています。しかし、仕事とは結局ビジネスですので、どんなキレイなものでもお金に繋げないといけない。それはもう会社で働いている一人の人間として役目ですよね。ビジネスなのですから、スポーツで儲ける、利益を出すことは、決して間違いでも汚いわけでもない。ゼビオの事業は「スポーツ用品の小売」です。お客様にスポーツ用品を販売をして利益を上げる、凄くシンプルです。だから、がむしゃらに販売につなげていく、販売を促進していく仕事です。だからこそおもしろい!と思っています。

店舗勤務ではこんな経験を

 新入社員として入社をしてからは、2つの店舗を経験させてもらい、自分の成長につながるような様々なことを現場で経験してきました。お客様=エンドユーザーと、しっかりコミュニケーションができる場所はお店なので、日々、お客様と会話をするこという行為自体が非常に大きな収穫でした。例えば、お客さんと話している時に、ゼビオで取り扱ってない商品を「こんな商品ないの?」と聞かれる事がよくあります。お客様のご要望にお応えして、新たにゼビオで取り扱ってみると、その商品が徐々に売れていく。お客様のご要望にお応えする、その時にお店の売場構成や在庫リスクや利益を考えて、トライしてみる。まずお客様のご要望に応えて、積極的に動くことを前提に、リスクを充分に検討する。そういう動き方を学びました。

これからやって行きたいこと

 現在は事業開発部門という部署にいて、小売からは少し離れていますが、間接的にゼビオの収益を伸ばすプランを実行しています。たとえば、サッカー大会やマラソン大会で協賛をして協賛金を払い、ゼビオとして何かしらの仕掛けをします。それがマラソンブームを継続させ、最終的に小売りの売上に結び付けていくという間接的な取り組みです。また一方で、直接的に販売促進も実行しています。コテコテのプロモーションで、何でも売りに繋げていこう。ということを常に考えている部署があり、そこでは例えばポップや店内放送を作る、広告や雑誌などメディアを使って販売につなげていくといった動きをしています。私は現在間接的な販売促進をメインで行っていますが、直接的な販売促進も、いつか経験として行ってみたいと考えています。遠回しなやりかたではなく、ストレートに売上につながる部署に行くことができたら面白いかな。と考えています。

こんな学生時代を送っていた!!

 高校時代はグランドホッケーというマイナースポーツを、大学時代には格闘技のテコンドーをやっていました。華やかな事が得意ではなかったんですよね。サッカーやバスケ、野球で上手い人はもう既に上手いじゃないですか。私が行っていた高校は、推薦で有名な選手が集まってくる学校だったので特にそうでした。ただ自分の中にも、単純にインターハイに行きたいとか、チームの中で一番になりたいという思いもあり、そういう理由で高校時代はグランドホッケーというマイナーなスポーツを選びました。

 テコンドーは大学で始めました。当時K1などが流行している時期で、自分も格闘技を見るのは好きでしたが、特にやりたいとは思っていませんでした。1年生の時に友人達と何か部活作ろうという話があがり、やるならマイナースポーツもいい、ならばテコンドーという事になってスタートしました。人がやっていないことをガツガツやるのが好きなのだと思います。

 野球やサッカーでは、上手い子はもうずば抜けて上手いので追いつかない。中学時代何もスポーツをやってなかった中で、皆がゼロベースで、同じスタートラインからの出発で誰が一番になるか。そういう事が好きでした。大学にもホッケー部があったので入るかどうかはすごく悩みました。ただ、それはその環境がハードだったからいやだったというわけではなくて、また新しいことに取り組んでもいいのかなと思って決めました。ホッケーにこだわらず、当時はスキーやスノボ、トレッキングもやりました。いろんなスポーツを体験したいと思ったからです。

 学生生活に関して言えば、たくさん旅行に行きました。遊びに遊んでいたと思いますね。アメリカには2年間行かせてもらっていたのですが、様々な国から来ている留学生とコミュニケーションとって、いろんな知識をもらって楽しかったです。大学院時代、ブラジル以外の南米の国は全部行きました。東南アジアはタイ、ラオス、ベトナム、フィリピンに行きました。1人で行った国で言うとラオスですね。それ以外は兄や、友人と行くことが多かったです。南米に関しては全部1人で楽しんできました。
アメリカでの大学院時代は、かなり集中的に、効率的に勉強もしていたと思います。

学生時代にやり残した事

 30歳にもなると、若いといえどなかなか体力が昔のようにはあるわけではないので、もっと色々なスポーツにチャレンジしておくべきだったかなと思います。いろんなスポーツを知ることによって、客観的に、人の立場に立っていろんな物事を評価出来るようになると思います。楽しみたかっただけかもしれませんが、もっといろんなスポーツを知っておくべきだったかなと思います。ですから、あの頃、テコンドーやホッケーにこだわらず、もっといろんなスポーツに取り組めばよかったというのは後悔です。

 また、1年ぐらい休学して世界一周に行ってくればよかったと思います。まだまだ知らない国もあるし、魅力のある土地って世界各国いっぱいあると思うんですよね。そういう意味では、自分の知らない情報や、知らない人は世界各国にまだまだ広がっている。自分のキャパシティーは、そういう情報に触れる中でもっと広がるのではないかと思います。ただ、私は幸いにもアメリカにも行くことができたし、在学中も南米が近かったので南米一周を経験させてもらうこともできました。様々な国も見てきているのですが、その中でも、自分の可能性を広げていくことがもっとできたんじゃないかなとは思っています。

 仕事でもそうですけど、同じ事を今までのように今までのやり方でやっていくのが好きじゃないんです。自分なりのアイデアや、自分らしさが何なのかはまだわからないですが、絶対あると思うんですよね。そういうことをもっと仕事に活かしていきたいと思うし、同じ仕事をずっと続けていても「それだったら違うやり方で違う仕事に変化させていけばいいじゃん」と思うこともあるので、いろんな事にチャレンジしたいし、同じ事をずっとやるというのは苦手です。

 スポーツも、様々な国に行くことも、体験することで自分の視野や概念を大きくしていきたいと考えています。アメリカも南米も、そこに行ったことで自分の視野と考え方が大きく広がりました。テコンドーやホッケーもそうでした。時間のある学生時代にもっとしておきたかったですが、これからも自分を成長させ続けるために、色々な国に行ったり、様々なスポーツにチャレンジしたりしていきたいです。

学生へのメッセージ

 自分が学生の頃、将来やりたい事は漠然としか決まっていませんでした。卒業後、会社で働くのであれば、コミュニケーションは必要になってきます。だけど、必ずしも得意でなくてもいいのかなと思っています。海外へ行った時、やっぱりコミュニケーションがとれなくて怖いというのはありましたし、今もあります。自分は英語が得意だとは全く思っていません。ただ、簡単な会話であれば、身振り手振り、ボディーランゲージで通じる事もあります。気持ちの持ちようじゃないかと思っています。英語は1つのツールであって、別にそれが100%喋れなくても、苦手なりに頑張って喋るっていうのが重要なのではないか。人に伝える、伝わるっていう意思が大事なんじゃないかなと。頑張ってそれを伝えるっていう意思だけは絶対に持っていた方がいいのかなと思います。

 学生の多くがやりたい事を見つけられないという話を聞きますが、わたしも学生時代に、明確にやりたいことは見つけられていなかったと思うんですよね。漠然としかなかった。ただ軸として、就職活動をしていく上で、少なくとも「これとこれだけは」とか、「これとこれに関係しているような仕事はしたいな」というようなものは作っておいた方がいいと思います。そして、たくさんの選択肢がある中で、そこだけはぶれないようにしてほしい。何をやりたいっていう具体的なところまで現段階では絞らなくてもいいんじゃないかなって個人的には思っています。


<取材・編集/ 佐藤友希、木原忠廣、奥墨ちひろ>