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尚美学園大学 総合政策学部 ライフマネジメント学科 スポーツコース 江頭ゼミ

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2015.7.12

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これまでの経歴

 自分がこれだなってピンときたものには飛び込むタイプなので、大学選びに際して、アメリカの大学に魅力を感じ即決して入学を決意しました。大学生活を送っている中で、スポーツは「国境を超える」、言葉が通じなくても仲間がたくさん出来るなど、スポーツの魅力を感じる経験をたくさんしてきました。私も年に一度大学内の大きなスポーツ大会に、観客として観に行っていました。その場で友達がたくさんできたり、留学生や他の国の人ともその場で仲良くなれるので、勉強とは違い「絆」といったものが出来ることがスポーツのいいところだと思います。

 アメリカの大学では栄養学、キネシオロジー(運動学)などを中心に「健康」をテーマとして勉強していました。アメリカの大学の面白いところはみんなが1つのテストに真剣に取り組むところです。日本の場合は入学するのが難しく、流れで過ごしていれば卒業出来てしまいますが、アメリカでは単位を取らないと絶対に卒業出来ない。出欠は手を挙げさせられて全部確認されてそれが評価の35%になるので、みんなが真剣に取り組む姿勢がアメリカではとても刺激的でした。あとは何でもやってみるっていうことが勉強になりました。自分が興味のないことでもやってみるとか、知らない土地にも一人で足を踏み入れて何でもいいからチャレンジしてみる、経験してみる等は、大学生活の中で勉強より学べたし、社会人になってからでも生きています。勉強だけでなく、様々な経験をするとか、人と会って話すとか色々な国に友達を作ることがとても大事だと思います。

 就職活動に関しては、私自身スポーツにこだわっていなくて色々な企業をみたいなと思っていました。そこでたまたまゼビオの面接を受けて入りたいなと思ったのは、やりたいアイディアを聞いてくれてそれを実現できる環境が整っていたことと、それ面白いねって言ってくれる人が多かったからです。大きな会社に行くとそれをやるためには何年間も下積みをして、このキャリアやこの大学のレベルがないとだめという話がありますが、ゼビオはまだ中規模の会社で、やりたい人が手を挙げてやればいいという環境があるのがこの会社が面白いと思ったきっかけです。

店舗勤務で学んだこと、苦労したこと

xebio02Z.jpg 入社して最初の配属は店舗でした。はじめは店舗で働くことのイメージがあまりなく、一店舗スタッフ程度にしか思っていませんでした。しかし、この仕事をやっていて思ったことは、店舗でお客様と話をしたり、商品や売り場の反応を見たりしていなかったら、商品の企画や開発などは全くできないなということです。お客様側だけではなくスタッフ側としての反応も肌感覚でわかるようになります。また、お客様は何が一番欲しいのか、こういう意見もあったなっていう知識の蓄積になっています。

「この商品が売れない!」「なんでこんな商品を買い付けたんだ!」というのが一番苦労しますが、商品を違う場所に陳列してみてお客様の反応が変化するのが面白いですね。売れない商品に対してどうやって売るか考えるのは苦労しますけど、凄く楽しい一面でもあります。人間関係でいえば店長がいて、みんながチームみたいに連携して働いている場所ですから、そこが一回崩れるとお店としていい雰囲気ではなくなってしまいます。店長が自分の方針を示すことができるお店は、チームワークがいいしそこでみんなも売ろうと頑張りますから、パワーのあるお店になります。そういうお店を作っていく前向きな人がゼビオには多いと思います。

商品開発の仕事へのチャンス

 店舗勤務中に、アウトドアショー(アメリカで行われる大規模な展示会)に行く機会が与えられました。それまでは男性のバイヤーばかりが行って情報収集を行っていたのですが、アウトドア市場も女性の存在が大きくなってきて、レディス商品を男性が見ても正しく評価出来ない。そこで私に機会が回ってきました。最初の2年間は店舗の仕事を7割しながら、残りの3割はアウトドアショーで知り合ったメーカーさんと連絡をとって、バイヤーに繋ぐような仕事をしていました。またゼビオにはフィールドスタッフという仕組みがあります。店舗でお客様の反応や市場の動向をバイヤーや商品部に伝える役割の仕事です。私はこのフィールドスタッフという立場で、商品開発を提案する機会をもらっていました。その後今の商品部に異動になりました。

商品開発の仕事

 プライベートブランド商品の開発は、デザイナーさんと一緒に自分が考え出した商品をゼビオ全店150店舗に並べる仕事です。しかし全ての商品がヒットするわけではありません。上手く売れない時には、まず店舗に電話して現状を確認します。店舗スタッフの生情報を聞いたり、売場での展開方法を聞いて改善策を講じます。もし私に店舗経験が無かったら、そんな時上手い対処が出来なかったかも知れません。

 私はずっとトレッキングを担当していました。山登りの商品ってメンズ中心なんです。そこで女性の意見があまり反映されていませんでした。そんな中、今年のシーズン用にレインウエアの開発に参加しました。レインウエアというと聞こえはいいですが実のところ「カッパ」です。今までのカッパには可愛さが全然ありませんでした。そこで前合わせの部分に「ちょい見せ柄」を提案したら、その案が採用されました。ゼビオでは何でもやらせてくれますが、責任ある仕事を要求されます。ちょい見せする「柄」も私が適切だと思うものを提示しました。その甲斐あって、私自身は納得の行くものが出来ました。今シーズンの商品ですので、売行きは気にしています。

 私が商品部の仕事が出来るようになったのは、留学で身につけた英語力もありますが、「会社で何をしたいか」という問いに答えを持って日々の仕事をしてきたからです。会社では色々な部署と連携したり、様々な役職の人と出逢います。その時に「商品開発がしたい」という自分の意思を伝えていく。社内で何か機会があったら、迷わず手を挙げる準備が出来ていることが何より大切だと思います。

学生時代にやり残したこと、やっておいたほうがいいこと

 社会人になるとどうしても自分の時間が作れなくなりますが、学生時代は時間が自由に使えると思います。その分色々な所に出かけたり、興味がなくてもとりあえずやってみることが、後々会社に入った時に自分の引き出しになります。そういうところで接点ができ、生まれる人間関係があると思うので、自分の知っている世界を広げるための旅や遊びに時間を使うべきです。もちろん勉強も一生懸命やってほしいですけどね。自分が頑張ったエピソードは一個持つことで強みになるし、仕事でつまんないな、嫌だなって思ったときに自分の支えにもなるので、そういう部分は自由に時間を使いながら見つけていくといいと思います。

<取材・編集/ 榊原昴平、八木琴音>